Mexican Cuisine
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Arte de Mexico
Oaxaca(オアハカ)アリブリヘス
アレブリヘス(Alebrijes)は、オアハカ地域で生まれた、カラフルな木彫り人形です。
モチーフは、動物や空想の生き物などが中心で、その特徴はカラフルな色使いと模様です。
制作には、主にコパルの木を使用されますが、元々は紙で作られていました。
コパルの木は、この地域のサポテコ族では聖なる木と言われており、太い枝がアレブリヘス制作に向いています。
独特なカラフルでビビットな色使い、ユニークな表情やポーズ、個性的なデザインが施された模様が魅力で、全て手作りのため、厳密には全く同じアレブリヘスはなく、すべてが一点ものという事もアレブリヘスの魅力の一つです。
アリブリヘスの誕生秘話を少しお聞きください。
メキシコシティに1906年に生まれたペドロ・リナレス・ロペスさんという、張りぼての人形で生計を立てる人がいたんです。(メキシコの有名画家ディエゴ・リベラやフリダ・カロに、作品を提供していた人)90年に国からアート部門で表彰されているのです。
彼が30歳の時、大きな病気をしてしまって死の淵を彷徨います。そうすると夢の中で、森の中で「アレブリヘス、アレブリヘス」と喋る?不思議な生き物を見たのです。“不思議な生き物”というのは、羽が生えたロバや犬の頭を持ったライオンなど。それらに導かれて出口を出ると、意識を回復したのです。
その後、彼の工作技術でその夢に出て来た不思議な“生き物”を形にしたのが、この「アレブリヘス」の始まりとされています。
だから「アレブリヘス」が何語で何を意味するのかは今も分からないんです。(苦笑)
メキシコ オアハカ美術館
風習からアートへの転換
メキシコの織物
独特な色使いと独創的な模様
メキシコで一番のアートといえるのは、織物ではないでしょうか? 各地方によって色使いも基本の模様も異なる この織物は洋服やテーブルクロス、床敷きなど、様々なものに使われています。
現在も多くの地方では木製の織機で手作りで作られ、そのほとんどは型などはなく職人さん達の感性で模様を描かれて織られています。よく見ないとわからないですが非常に細かく織られた模様が全て手作業というのには驚きですね。
近年ではこの模様が注目されつつあり、海外のデザイナーが洋服のデザインに利用されています。広く知られて行く事は良いことですが、海外生産による 機械にでの大量生産やプリント生産が増えると、メキシコの織物産業は衰退していってしまうのではないかと心配です。
HACHIDORIで飾られている織物はチャパス地方で何十年前から引き継がれてきている模様で、製作に1ヶ月を要するそうです。
メキシコ絵画の巨匠たち
メキシコは壁画時代から続く、絵画が盛んな地域でもあり、その独特な世界観は、他国の侵略と 革命による解放との歴史背景からなる 力強く内に秘めたるエネルギーを感じる作品が多いです。
HACHIDORIではその中の わたくしどもの大好きな画家ディエゴ・リベラの作品集を店内に置かせて頂きました。お店にお越し頂いた際には是非ページを開いてみてください。